第75回日本学校農業クラブ全国大会岩手大会

令和6年10月22日(火)~10月24日(木)

ごあいさつ

岩手大会趣意書

 日本学校農業クラブ連盟は、1950年(昭和25年)、全国に設置された農業教育を主とする学科で学ぶ生徒たちが、将来の産業人としてふさわしい力を育み、我が国及び世界の農業の発展に貢献できるよう、科学性、社会性、指導性を育成するとともに、生徒相互の連携や互いに 学びあう精神を育むこと等を目的として結成された全国組織です。

 さて、このたび、 東北ブロック連盟でお引き受けした令和6年度開催の「第75回日本学校農業クラブ全国大会」は、岩手県学校農業クラブ連盟が大会運営事務局を担当することとなりました。

 岩手県は、東北地方の北部太平洋沿岸部に位置し、北海道に次ぐ全国2番目の面積です。県都盛岡市からは、日本百名山に数えられる岩手山が一望でき、南部富士として岩手県のシンボル的存在となっています。

 内陸部は、西に奥羽山脈、東に北上高地が広がり、その山系の間を北上川が流れ、流域には平野部が広がっています。北上川中流域の古都 「平泉」に栄えた黄金文化は世界遺産に登録されており、宮沢賢治や石川啄木らの歌にも詠まれるなど、岩手の代表的な景観美をつくりだしています。

 岩手県の農業は、北部の冷涼な気候を生かした野菜生産や酪農、南部の北上川沿い平野部では、県オリジナル品種「金色の風」をはじめとした水稲やリンゴ、そして和牛生産など、変化に富んだ気象と立地条件を生かした農業が展開されています。主要農作物の生産は全国で上位となっており、特にりんどうやホップ、うるし、木炭は全国1位の生産量を誇るなど、 農林業が県の主要産業となっています。

 2011年(平成23年) 3月11日、本県は東日本大震災津波による甚大な被害を受けており、震災直後から国内をはじめ、世界中の皆様からの温かいご支援や励ましをいただいてまいりました。復興への道を歩んできた本県において開催される本大会は、大会イメージカラーを「自然」と「再生(復興)」の意味を持ち、Society5.0の未来に向けて光り輝くクラブ員の姿をイメージしたエメラルドグリーンとしました。約1,300名の本県クラブ員が、全国から参加される皆様への感謝とおもてなしの心を持ち、準備と運営に努めてまいります。

 つきましては、本大会の趣旨を御理解いただき、関係の皆様の御支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

令和6年5月
岩手県学校農業クラブ連盟会長(岩手県立盛岡農業高等学校) 澤 村 奏 良
第75回日本学校農業クラブ全国大会事務局岩手大会生徒実行委員長 吉 田 真 乃 加
第75回日本学校農業クラブ全国大会事務局長(岩手県立盛岡農業高等学校長) 菊 池 郁 聡